イベントのご案内

審査員：佐藤かな子先生　青山学院女子短期大学卒業後、日本写真芸術専門学校・広告科修了。
街中でのスナップ撮影や水中撮影を行い、国内外で個展を開催している。
写真教室・撮影イベントでの講師業。また雑誌・書籍への作品掲載や執筆を行う。
キヤノンEOS学園（東京校）講師 / EIZO ColorEdgeグローバルアンバサダー

【総評】
この度のフォトコンテストは、過去の作品を見返したり、テーマを意識しながら撮影することによって、様々な形の「ありがとう」を再認識する、とても良い機会になったのではないでしょうか。ご応募いただいた作品には、ポートレートのほか伝統行事への思いを込めたもの、広島カープ愛に溢れたものなどなど、幅広い表現がありました。と同時に、今回のテーマにはマッチしないので..という基準で、選外になってしまった素晴らしい作品もありました。デジタルカメラからスマートフォンまで、いつでも気軽にシャッターを押すことが出来るこの時代。意識して見ないと消えていってしまう〝今〟に改めて気持ちを込めて、大切な人・時間・場所をたくさん撮っていただきたいと思います。そしてプリントという形で残し共有することの大切さ・楽しさも、忘れないでいただきたいなと思います。沢山の素敵な作品を見せてくださり、どうもありがとうございました。

最優秀賞
“雲登子” 　栗原ひろみ様
【最優秀賞講評】
自然な表情が美しく、心地よい空気感に満ちた作品です。ストレートなポートレート写真としての強さもあり、ほっと心が緩む温もりもあり、暫し見入ってしまいました。背景の情報量やボケ具合も程よく、柔らかい光の取り入れ方も良いですね。気持ちを込めて丁寧にシャッターを押したことが感じられます。このようにお互いへの愛情が写った作品を拝見すると、やっぱり写真を撮るっていいな、と思います。とても素敵な作品でした。